本当に良いフコイダンって?おすすめサプリガイド

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どっちが良い?低分子と高分子

低分子・高分子の2種類が存在するフコイダン。ここでは、どちらがより体内に吸収されやすいかという問いについて、フコイダンの性質についての説明を交えながら解説しています。

低分子か高分子とは

分子

低分子・高分子の違いは、フコイダンを構成する分子量の大きさにあります。

全ての物質は分子が集まってできたもの、ということはご存知ですよね。
例えば水は「H2O」という分子の集合体で、分子量は水素分子Hが1、酸素分子Oが16であるため、1×2+16で18になります。

おおよその目安として、分子量が1万以上の物質は「高分子」であるとされていますが、明確な基準はありません。「低分子」については、どの程度の分子量ものをそう呼ぶか、分野によっても異なってきます。

フコイダンの本来の姿は、紛れもない高分子。分子量が10~20万という、非常に大きな物質です。しかし、人間の消化管から吸収できる分子の大きさは3,000~4,000ほどであると言われています。そこで、高分子のフコイダンに改良を加え、分子量を3,000程度に小さくしたものが、低分子フコイダンなのです。

低分子のほうが効果的というのは錯覚?

それでは、高分子フコイダンを摂取しても意味がないのでしょうか。低分子フコイダンを選ぶべきなのでしょうか。実は、高分子・低分子どちらのフコイダンも、基本的には体内に吸収されることのない物質です。

人の身体の中で、ある高分が消化吸収される際には、最終的には低分子化されます。そのため、高分子を低分子可する手間がかからない分、低分子のほうが消化スピードが早くなるので吸収されやすくなります。 ですが先程紹介したとおり、フコイダインはほとんど身体の中に栄養素としては吸収されません。

海藻類が低カロリーなのは、食物繊維が多く最終的には体内に吸収される排出されるからですよね。もともと人の消化酵素では分解できないものなので、低分子と高分子、どちらが良いのか、という議論は、まったく意味がないのです。

低分子フコイダンVS高分子フコイダンの研究結果

タカラバイオ株式会社によると、がん細胞を移植したマウスにガゴメ昆布「フコイダン」と低分子化したガゴメ昆布「フコイダン」を与えて比較したところ、低分子化フコイダンのほうが腫瘍体積の効果が弱くなったそうです。

高分子のフコイダンはNK活性を強める働きが認められましたが、低分子化フコイダンでは稀にしか見られなかったという結果も出ており、この結果を見る限り、フコイダンは高分子であることが重要なようです。

その一方で、分子量と構成成分の異なるフコイダンを使って行われた研究では、

"免疫賦活作用とアポトーシス誘導作用を示す成分は、分子量の違いよりも、異なるフコイダン構成成分によって担われている可能性が示唆された。"[注1]

と結論付けられています。

九州大学のがん治療に海藻由来酵素消化低分子化フコイダンの抗腫瘍効果を中心とした研究ページでは、酵素消化低分子化フコイダンはがん細胞に対し

  • アポトーシス誘導作用
  • 血管新生抑制作用
  • 免疫力強化作用分

があることがわかっているそうです。実験では、

"担ガンマウスを用いた試験ではガンの増殖を抑制し、延命効果を示した"[注2]

とあります。

酵素消化低分子フコイダンのがん治療への臨床応用、統合医療を実践しているLMF研究会では、がんに対する複数の症例報告もされています。

フコイダンには様々な生理機能があると示唆されていますが、そのメカニズムははっきりわかってはいません。ですから、低分子だから、高分子だからよりこうした効果が発揮できるという結論もまた出てはいないのです。

[注1]公益社団法人 日本本栄養・食糧学会誌:分子量および構成成分の違いによるフコイダンの生物活性―リンパ球の増殖と免疫機能への影響―[pdf]

[注2]九州大学大学院細胞制御工学教室:海藻由来酵素消化低分子化フコイダンの抗腫瘍効果を中心とした研究

フコイダンは多糖類の一種

糖

フコイダンは、化学的に分類すると糖類の一種です。正確には硫酸化多糖。Lフコースが数多く繋がった化合物です。ここで糖類について少しだけ復習をしておきましょう。

糖類は大きく分けて4種類あります。単糖、二糖、オリゴ糖(少糖類)、多糖です。高校時代に習ったという人も多いでしょう。これら4種類のうち、人間の消化器官を通って体に吸収されるのは単糖と二糖です。オリゴ糖と多糖は、ほぼ体内に消化吸収されることはありません。

では、フコイダンはどの種類に含まれるのでしょうか?答えは多糖です。食物繊維は多糖類であることが多く、フコイダンも食物繊維であり多糖類。多糖は、分子を100分の1にしても、100000分の1にしても、その性質上、体内に吸収はされません。一部の多糖類は分解された上で体内に吸収されることもあります。例えばG-フコイダンはガラクトースを含むので、ガラクトースに分解されれば腸内で栄養素として吸収されますが、そもそもフコイダンは分解されることがないため、そういったこともありません。

以上をしっかりと理解しておきましょう。

体内に吸収されるプロセスとは

消化管で吸収することのないフコイダンが人間の体内で効能を発揮するには、以下の2つのプロセスがあります。

1. 腸内菌に取り込まれる

一部のフコイダンは、腸内で腸内細菌に取り込まれることがあります。植物繊維と同様の吸収プロセスです。フコイダンなどの食物繊維は、常在菌によって大腸内で発酵し分解され、一部が栄養素として吸収されます。モズクなど、低カロリーであってもゼロカロリーではありませんよね。このカロリーは大腸から吸収される分です。そして吸収されなかった食物繊維が、腸の働きを活性化させると考えられています。フコイダンのねばねば部分は水溶性食物繊維で、善玉菌に好まれ腸内環境を改善させます。

2. 消化管壁をすり抜ける

一部のフコイダンは、分解されないそのままの形で消化管壁をすり抜け、血液の中に入っていくことが研究により判明しています。
これはアレルギー反応物質の侵入プロセスと全く同じなのですが、フコイダンは血液中に侵入してもアレルギー反応を起こすことはありません。こうして血液中に混ざったフコイダンが、効能を発揮していると考えられています。

この2つのプロセス以外にも、消化管の中にフコイダンを吸収する受容体があるのではないかという説がありますが、解明には至っていません。さらなる研究が待たれるところです。

フコイダンは低分子・高分子に関係なく、これらのプロセスで体内に取り込まれます。「低分子だから吸収されやすい」という宣伝文句に惑わされることなく、自分に合ったサプリや摂取方法を見つけましょう。

今のところ、低分子と高分子どちらが良いかははっきりわかっていません。分子のサイズよりも、フコイダンの成分量や安全性をチェックしてフコイダン製品を選んでください。

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